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まぼろしの奥越の実山椒を求めて、

JUGEMテーマ:名物グルメ
越前勝山には地元のひとにしか知られていない幻のグルメがあります。
我が家の畑にはもともと、奥越の実山椒が3本ありました。ところが隣家の屋根雪おろしのため、20年ものの実山椒の枝が折れ、同時に3本とも枯れてしまいました。 他のひとから分けてもらった山椒の木は何年たっても、実山椒はなりませんでした。 その時から5年、実山椒がありません。 後から知ったことですが、実山椒とは雌の株しか成らず、雄の株には小さな花がなるだけで実はならないのです。 栽培の実山椒は実の香りや、ぴりりとくる味が奥越山椒とはまったくことなります。大きさも栽培ものの2倍はあるでしょう。 なので、どうしても、山に自生している天然ものの奥越実山椒が欲しかった訳です。 しかし、山歩きしても、雄の山椒ばかりで、雌の実山椒がありませんでした。 ほぼあきらめかけていた、最近のことです。 マイクロ水力発電機を買っていただいた岐阜県の養魚場の方のクレーム処理のため、国道を走っていると、ダムの手前でパトカーが国道の封鎖をしていました。 わけを聞くと、つい1時間ほど前に、がけくずれがあって、通れないとのこと。 通り抜けるには、狭い山道1本しかなく、注意して、いってください、、。 というのです。 山越えの近くまできていながら、なんて運が悪いな、、。 いや、ちょっとまてよ、。 これ、ひょっとして私の車が1時間ちがいで、崖くずれの真下を通っていたとしたら、あの世いき、、だったんだろうな!。 ありゃ! そう考えると これは運がよかったのかも?。と思いなおすことができました。 私は約束があるので今から富山まわりで岐阜県に行くと3時間遅れになってしまい、時間的にも無理だと思い、 せまい迂回路である山道を行くことにしました。 さて、この回り道を行くと、案の定、岐阜県から来た、ダンプが3台と乗用車が1台、続けて向かってきます。山道のうえ、多勢に無勢、やむなく200mバックせざるをえませんでした。 やっとのことで、対向車をやりすごしたあと、一息ついて、なにげなくふと、上の急な崖を見ると、どうやら山椒のようです。 葉と葉の間に細ながい葉の木が見えました。 どうせどこにでもある雄の山椒だろう、と思いながらも、念のため崖の手前を確かめにいきました。 と、どうも実がチラホラと見えるようです。 おお!やった!。 長い間、さがしても見つけられなかった、天然もの実山椒でした。 しかし、がけの上に生えているこの山椒の実を採るには、危険すぎるように 思えました。 なぜなら、この崖というのが、垂直に近かったからです。 なんとなく、のぼったら最後下りてこられない、ような気がしたのです。 時計を見ると、約束の時間がせまっているいるので、やむを得ず、その日はあきらめざるをえませんでした。 結局、後日、はしごを持ってきた上で、山椒の実を採ることにしました。 2,3日あと、天然の奥越の実山椒を見つけたので、実を採りたいのだが、一人では危ないので、家内にもてつだってほしい、とお願いしました。 二人で、ようやく梯子をかつぎあげ、崖をのぼりました。しかし、それでも、あと一歩が足りません。しかたなく、横に這うようにして、山椒の木に取り付きました。 右手で木をつかみ、左手で山椒の実を採ろうとして、手を伸ばした瞬間、なにか左足の足元が急にやわらかくなったような気がしたそのとき、私の体は山椒の木の枝をつかんだまま、 宙を舞って、ブランコ状態になっていました。真横に梯子があったのですが、どうにもなりません。家内に「おーい、はしご、はしご!。足元においてくれ!」とおおあわてで頼むと家内ははしごを横にずらしてくれたので、ようやく助かりました。私は「やれやれ、、危なかった、、、。」思わず一言、。 家内は「はしごが間に合って、よかったね、、。」「それに、枝が下に垂れて、丁度いい具合に実をとりやすくなっているよ、、。」 「は?、、。」 なにかしら、失敗は成功のもと?、というのか、万事塞翁ヶ馬というのか? をここ、2,3日で体験させていただきました。 帰宅してから、家内は山椒の匂う鍋をぷんぷんさせながら、山椒の実を煮ています。 「えらい、いい匂いがするね。この山椒は、。」と家内にいうと「天然と栽培では匂いがぜんぜん違うよ、。」 それから、ややあって、夕食の時間になりましたが、小さな鍋になすびの煮物がはいっています。小皿に盛ったなすびの煮物になにやら、ぶつぶつと小さな粒が見えます。 「これは何?、。」「山椒よ、。おいしいよ、、。」 「ふーん、なすびの煮物に山椒の実か、、?」 私はそんな料理ははじめてでしたので、、意外な料理だな、、と思ったのです。 一口、おそるおそる口に入れると、これがうまい、、。 「最高!」2口目にガバ、、と3口目もおいしいので、ガバと口にいれました。 と口中がしびれてきました、、。まったく味わうどころか、まるで、、麻酔の注射を打たれたような状態で、、「水、、水、、はよ、、mm早く、早く!」5分間は山椒の実と口の中で、格闘していたでしょうか、、?。 家内 「うふふ、、少しいれすぎたかな、、?」 なにか、日頃のうっぷんを晴らされたのかな、、?。私は辛くて涙目のまま、疑いの目で家 内をしばらく見つめたことでした、、。

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